コルクマットのカット方法をご紹介(動画解説あり)

はじめに

コルクマットはお部屋のサイズに合わせて自由にカスタマイズできることも魅力のひとつですが、ピースの最小サイズが30㎝角となっておりますため、寸法内に収まるように組み合わせると短すぎてしまったり、一方で追加すると今度はわずかに超過してしまうといった絶妙にお部屋のサイズと合わないケースも少なくありません。

お部屋のサイズにもっと近づけるように自分でカットしようかと考えても綺麗な仕上がりになるのか、道具は何を使えばいいのかなど疑問や不安でなかなか踏み出せないという方も多いと思います。

ですが、コルクマットのサイズ調整はコツさえ掴めば実はとっても簡単!
本記事では自宅でのカット作業について解説していきたいと思います。

= もくじ =

コルクマットは簡単にカット可能!

そもそもコルクマットは自分でカットしてもいいの?というお問合せをいただくことがよくありますが、円形など特殊な形状でなければ基本的にご自身でカットいただくこと可能です。

コルクマットは一般的に薄いコルクシートとEVAスポンジを貼り合わせて作られています。EVAスポンジはプラスチック等と異なり軽くて加工がしやすい素材となっていますので、そこまで強い力を使わずともスパッと綺麗に切ることができます。
また、当社ではスポンジを一切使用していない100%コルクのオールコルクマットのお取り扱いがありますが、厚さが4㎜とあえて薄く製作しており、こちらもカッター等を使用すれば女性の力でも簡単に切れる仕様になっています。

「あと数センチ短ければ丁度良いのに…!」という際は、思い切ってカットにチャレンジしてみましょう!

綺麗なカットの秘訣は“道具”

綺麗なカット秘訣はずばり「道具」です。
カット後の仕上がりを大きく左右するため、適した道具を選ぶことは綺麗な断面を目指す上で大切なポイントのひとつとなります。
当社がコルクマットをカットする際におすすめの道具をご紹介します。

カッター

カットする道具はカッターがおすすめです。
「ハサミで切ってもいいですか?」というご質問をよく頂きますが、断面がギザギザになったりコルクマットが曲がってしまうことがありますため、カッターを使用した方がより綺麗な仕上がりになります。

また使用するカッターはできるだけ切れ味が悪くないものを選ぶとより綺麗に切ることができます。錆がついていたりすると下まできちんと切れておらず何度も刃を通す必要がでてしまう場合があるため、古いカッターをご使用される場合は刃を交換してから臨みましょう。

カッターマット

コルクマットはカッターでぐっと力を込めながら切るため、机が傷ついてしまわないよう画像にあるようなカッターマットをご使用することをお勧めします。 ご自宅にない場合は段ボールなどでも代用は可能ですが、できるだけ平らなものをお選びください。
カッターマットは100円均一で売っているような安価なもので問題ありません。コルクマットより大きいサイズを選びましょう。

長めの定規

コルクマットは一般的に30㎝角のため、30cm以上の定規を使用しると定規をずらしながら使用する必要がなく切りやすいです。

動画解説あり!コルクマットをカットする手順とコツ

道具の用意ができれば次はいよいよカットの工程に入ります。

一発本番でうまく切れるか不安…という方も多いと思いますが、焦らず慎重に行えば簡単にカットいただくことが可能です。
カットする上で意識するべきことやコツについて詳しくご紹介していきます。

1.定規を抑える手はズレないように注意する

カットする上でよくあるのが定規を持つ手がブレてしまうことによる線のズレや歪みです。
定規は一度セットしたらズレてしまわぬよう意識して、しっかり手で押さえましょう。

2.刃を二回以上通す

一度刃を通すと一見切れたように思えますが、下の部分だけまだ繋がっていた、なんてことがしばしばあります。
二度切りによるズレなどを防止するため、一度カッターの刃を通した後、定規を持つ手を動かさないまま2~3回ほど刃を通すことをお勧めします。

3.カット後、内側に折るように端を持ち上げる

刃を通し終わったら、定規を抑える手は動かさないまま、切り落とした端部分を内側に畳むイメージでそっと持ち上げます。下まできちんと切れていると、パキっと離れ綺麗な断面になりますが引っかかるような感触があったり、うまく離れない場合はまだ切り残しがある可能性が高いので、そっともとに戻してもう一度定規に沿って刃を通しましょう。

4.断面のコルク屑を払う

当社のコルクマットは特殊配合で強度を強めており、通常コルク屑がでることは殆どありませんが、カットした直後の断面には細かな屑がついていることがあります。
軽く手で払うことで簡単にとれますので、敷き詰める前にしっかり屑を落としましょう。

カットする際に気を付けること

ここまで、カットの流れやコツについてお話してきました。
「よし、自分でカットしてみよう!」と思った方も多いかと思いますが、作業に取り掛かる前に知っておくべき注意点もありますのでお話させていただきます。

1.壁から余裕をもたせる

コルクマットをカットする方の中には「隙間なくお部屋サイズぴったりに敷き詰めたい!」という方もいらっしゃいますが、実はコルクマットの特性上、壁までぴっちり敷き詰めるのはお勧めではありません。

というのも、コルクは原材料が木材のため木と同様に伸縮する性質があり、伸縮率は通常の環境下でも1%ほどと言われています。
壁にぴったりとくっついているとコルクマットが伸びた際に力の逃げ道がなくなってしまい、反ってしまったり全体的な波打ち現象などが起きてしまうこともあります。
お部屋のサイズに合わせてカットする際も伸縮を考慮して壁から少し距離をもたせられるようにすると安心です。

2.無理のない枚数にする

コルクマットは簡単にカットできるものの、外周部を全て一直線状にカットする等加工枚数が多いとやはりかなりの労力を要します。

当社のコルクマットは1枚~バラで販売しているので、お部屋のサイズに合わせて近似したサイズ分ご注文いただくことがお勧めです。
また、外周部を一直線状にするためのサイド・コーナーパーツのお取り扱いもありますので、うまく組み合わせることでカット労力を最小限に留め、無理のない枚数のみ行いましょう。

3.作業は細心の注意を!

最後になりますが、コルクマットのカットは刃物を使っての作業となりますので、怪我などしないよう細心の注意が必要です。作業は必ず大人の方が行ってください。

また怪我に気を付けながら慌てず丁寧に行うことが、結果的に綺麗な仕上がりにも繋がります。気を引き締めて取り掛かりましょう。

まとめ

今回はコルクマットを自宅でカットする際のコツについて解説しました。
綺麗なカットの秘訣は道具で、カッター・カッターマット・長めの定規の使用がおすすめです。
またカットの際は定規がずれないように手にぐっと力を込めて2~3回ほど刃を通すことで切り残しやズレを防ぎます。
なおコルクは天然素材で僅かに伸び縮みする性質をもっているため、敷き詰める際は壁から少し余裕を持たせると安心です。

お部屋のサイズと合わずに悩んでいる方やこれからカットに挑戦しようと思っている方の参考になりましたら幸いです。